2013年9月17日火曜日
道具箱は自前でヨロシク。
僕ね、一つ心に残っているシーンがあるんです。
中学時代、友達のA君に怒られたんです。
「自分で持ってこいよ」
僕ね、定規を持ってなかったんです。
いやね、自宅にはあったんですが、学校に持っていってなかったんです。
筆箱に入れてなかったんです。
それで、授業の度に毎回彼に借りてたんですね。
したらこれ。(笑)
自分でなんとかできることを誰かに頼り続けてたら怒られるんです。
離れていくんです。
僕は定規の話を例に挙げたのですが、一般化するのであれば、
「結局自立できていない人間とは真に人間関係を築けない」といったところでしょうか。
各人間それぞれに、「できる領域」と「できない領域」があります。
もっと言えば、
①頑張らなくてもできる領域
②頑張ればできる領域=頑張らなければできない領域
③頑張ってもできない領域
です。
そして、人間はこの3つを上手に組み合わせて行きていかなければなりません。
この自分の管轄のうち、③できないもの同士をある程度補いながら共生できる人のことを、友達・仲間といいます。
ここで一つハッキリさせておきたいのは、彼らは赤の他人である、ということです。
「そんな冷たいこと言うなよ!!」
という声ももちろんありますよ。
ただ、血のつながりも無い、生まれも育ちも違う横の他人に、生涯付き合う義理なんてないんです。
「俺はこいつらと一生一緒にいる!!」
という思いを貫く人もいるでしょう。すごいと思いますが、それは一緒にいたいからいるのであって、義務ではない。
もうこいつといたくないと思えば、消える事が許されます。
そうなってくると、良い友人関係を保つためには何が必要なのか。
自立です。
東京大学の試験では減点法が用いられているとドラゴン桜に書いてあったのですが、人間関係においてもそれは近いものがある気がします。
間違っていなければ、そのまま。
間違えたらその分だけ、減点。
挙げ句、合否が決まります。
同じく、自己管理ができている友人とは、自分が放っておいても行きていられるので、ずっと付き合っていける気がします。
しかし、いっくら面白い奴でも、自分に頼ってばっかりいる友人には、いつか堪忍袋の金魚鉢が割れてしまう。
この頼られるストレスを一番相手に与えるのが、②の侵犯です。
自分が頑張らなくてもできること、持っているものは簡単に差し出す事ができます。
しかし、自分が頑張って手に入れたものをいつも簡単に持っていく奴は、イライラしますよね。
だからこそ、できるだけストレスを相手に感じさせず、良い関係を保つために、自立が必要なのだ。
自立に必要な要素は、3つの領域から自分で捻出しなければならない。
それは、稼ぎというコンパスかもしれないし、時間を守るというスティックノリかもしれない。
人間は、①生まれた時からいくつかの道具を持っています。
そして、親に足りない文房具を期限付きで借ります。
大人になっていく中で、一人で生きるために必要な能力を身につけるたびに、あなたの小さな道具箱には、②新しい文房具が溜まっていきます。
返却期限が切れる前に、僕たちは文房具を一式揃えなければならない。
そして、シャーペンは友達に借りっ放しではいられないのだ。
若い僕たちは、今自分に必要な文房具はなんなのか、考える必要がある。
自分の道具箱を眺めてもいいし、友達が持ってるカッコいい消しゴムを見るのでもいい。
とにかく、僕たち人間は道具箱をそろえなきゃいけない。
文房具の値段は3つのランクって、それは人によって違う。
それで、③どうしても手に入らないものを、互いにずっと貸し借りできる人だけが竹馬の友となる。
了
本日のBGM 茶碗/星野源
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿